「しゅんぱち」さんの模型工作室

Model Work room of 「SHUMPACHI」

MG グリフォン 完成ギャラリー & 製作内容






MG グリフォン 01 




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MG グリフォン 16 MG グリフォン 17
MG グリフォン 18 









・製作編


MG グリフォン 19


MG グリフォン です。

「機動警察パトレイバー」 のマンガ原作と、アニメのTVバージョンに出てくる
悪役に位置するレイバー。

今回、依頼品として製作いたしました。

簡単ではありますが、製作内容をご紹介します。






・カバー部分

MG グリフォン 20


このシリーズに出てくるレイバーのほとんどは
関節部分にカバーがかかっています。

キットでは、この部分が 「合成ゴム」 で形成されていますが
このパーツ、ゴムランナーから切り落とすと・・・









MG グリフォン 21


このように、切り取った跡が ガッツリ! 残ってしまうのが欠点。

上手くパーツに隠れる所かと・・・そう思ったのですが・・








MG グリフォン 22


見事に隠れない

おまけにパーティングラインもクッキリと
しかも表面側に残っているため、このままでは使えないと自ら判断。

過去の模型誌でも
この関節部分を何とかしようと、布や紙等に変更した作例が多々ありましたが
どうやら、これが正解! という結論までには至ってないみたいです。

また付け加えるなら
もともと、各関節部の可動範囲が狭いキットですが
カバー部をゴム製にしたことで、ゴムの弾力でせっかく曲げた関節が戻ってしまう・・
という更なる難点もあり
レイバーキットの、いまだ頭を悩ませている箇所ではあります。


この部分全てを解決することは難しいので

今回は、とにかく 関節カバーの表面だけでも何とかしよう! 

という事を重点に置き、変更を試みています。













MG グリフォン 23



なるべく簡単にやる方法はないか・・・と模索した結果
ティッシュペーパーを使う事にしました。

安いし、どこの家庭でも必ずあるものなので
一番手軽な方法。










MG グリフォン 24


接着は、↑ のボンドを使用。











MG グリフォン 25


ペーパーを適度なサイズに切り、元のゴムカバーの上に巻きつけて
ペーパー同士が重なり合うところは、完成後も目立たたない場所で接着。

目立たないところや隠れるところには
瞬間接着剤も少量併用して、剥がれないように対応しています。

「二重の対策」 とでも言いましょうか。


なお接着部分ですが、表面全体には塗らない事!(グダグダになります)

あくまでペーパー同士が重なる部分と、完成後に隠れる端っこだけです。
ご注意ください。













MG グリフォン 26



最後に、エアブラシで少しずつ塗装を重ねていきました。

クレオスの 「331番ダークシーグレイ」 + ガイアノーツ 「マーズダークブルー」
を、それぞれ重ね吹き。

交互に吹いて微調整しています。


カバーの形状が若干変わっていますが
関節を動かした時、支障をきたすと判断したところは
思い切って切り飛ばしました。












MG グリフォン 27


で、完成画像です。

もう少しカバーらしいシワを表現出来れば、なおよかったかなぁ・・
と個人的に反省しつつ、とりあえず今回は上手くいったと思います。








MG グリフォン 28


ちなみに首の部分は、画像のように対処。

塗り分けと質感の違いの都合で
各部分を分割して仕上げました。





カバー編 以上。








・その他


MG グリフォン 29


パーツ構成の都合により
合わせ目を消さなければならない所が、一部あります。

ただ、それを消すためパーツを接着してしまうと
フレームに付けることが出来なくなるという問題が・・。











MG グリフォン 30


そこで、過去の模型誌を参考にして
後ハメ加工をしていきました。

画像は腕の部分ですが
赤く記した突起部分をカットすることで解決。

この部分が無くなっても、四隅にハメ込みダボが存在し
それだけでも十分保持が可能です。


似たような部分では、足のスネのパーツが
ほぼ同様の加工方法で対処しています。

ただし、足側はフレームも加工する必要がありますが・・。












MG グリフォン 31


ちなみに
画像の上半身の一部のパーツは、後ハメ加工も出来ないところだったので
合わせ目を消す部分だけを、プラ板を使ってオフセット加工しました。



以上

加工編 完。








・塗装


MG グリフォン 32


完成ギャラリーでは、ほぼ黒一色でしか見えませんが
この作品では、パールを入れています。

使用したのは FGパール 「オパールライラック」。

粒子が細かく、上品に仕上がります。













MG グリフォン 33


工程1回目。

クレオスのGX2 「ウイノーブラック」 を塗装後
フィニッシャーズの 「オートクリアー」 に
前述のパール粉を少量混ぜたもので上塗りしました。


仕上がりのイメージは、一見黒く見えるものの
光の当たり具合で、さりげなくパールが発色するという具合に。

しかし、画像ではパールが強すぎて
黒・・というより、まんまパープル色が主張されてしまったので
少し調整。












MG グリフォン 34


工程2回目。


乾燥後、ウイノーブラックをわずかに上塗りして微調整。

ある程度納得出来たら、クリアーを塗装。

中研ぎを兼ねて、何回か塗り重ねていき
表面を出来るだけなだらかに仕上げます。













MG グリフォン 35


出来上がり。

十分乾燥させた後、ひたすらコンパウンドで磨きまくり。

地味で、しんどい作業でした。

100%磨くというより、大体80%程度で止めています。

そうしないと終わらないし
下地が出てしまうリスクも出て、余計な仕事を増やしかねません。

ほどほどに。









MG グリフォン 36


おまけ。

光り具合で、パールが発色します。

作者の手が、反射して若干見えてますが
気にしないように。

テロテロ過ぎて、撮影も大変です












MG グリフォン 37


残り、細かい部分です。

画像は足首の辺り。

シリンダーは クレオスの 「メッキシルバーnext」 を塗装後
タミヤの 「チタンゴールド」 、 同社 「ダークアイアン」 を塗り分け。

細かいモールド部は、タミヤのエナメル塗料 「ジャーマングレイ」 を筆塗り。


丸い部分のシルバーは、クレオスのスーパーメタリックシリーズ
「スーパーファインシルバー」 を使用。

他の部分のシルバーも、全部この色です。











MG グリフォン 38


首のシリンダー。

「メッキシルバーnext」 と 「ダークアイアン」 を塗り分け。








MG グリフォン 39


胸部分とバックパックの三角マーク。

フィニッシャーズ 「MP4レッド」 を使用。
上塗りに、同社 「蛍光ピンク」 。


なお、顔の赤い部分は クレオスGX3 「ハーマンレッド」を。

塗り分けたものの・・・イマイチ違いに差が出なかった・・残念












MG グリフォン 40


最後にクリアーオレンジパーツ。

裏側に 「メッキシルバーnext」 を塗るだけで
明るくなります。

それだけ。



以上。










MG グリフォン 41



細かい部分での加工をしているとはいえ
外観はキットのままで、イジらず仕上げました。

塗装だけでも、十分カッコいいものだと実感しています。



なお、この作品は依頼品であるため
ビッグサンダーさんでの展示は、期間限定となります。

ご了承ください。








 
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13 Comments

「しゅんぱち」  

Ver.hさん

ありがとうございますm(__)m

いや~大変でした・・。
でもその分、形として報われたかなとも思います。

私は正直、この機体はどちらかというと好きでは無かったのですが
このキットを完成させたら・・カッコいいなぁ・・と思ってしまいました。
やはりデザインは秀逸です。

カバーのティッシュへの変更は
コストも含め、これしかない!と思ったのでやってみましたが
結構いけてますね。

キットそのままよりは、格段に良かったと思います。

ロボ系も面白いですよ。
機会があれば、製作してみてはいかがでしょうか?



2013/07/07 (Sun) 15:15 | EDIT | REPLY |   

「しゅんぱち」  

キンドーさん

了解しました!

2013/07/07 (Sun) 14:56 | EDIT | REPLY |   

「しゅんぱち」  

M ナンセル さん

大変ご無沙汰しております。
多分事情があっての事でしょうが、またナンセルさんのブログが再開できるのを楽しみにしています。

ナンセルさんは、この機体をご存じでしたか!(ちょっと嬉しい)

このシリーズは今見てもおもしろいですね。
おまけに「ヤマト2199」の監督が、当時メカデザインしたものでもあるので
何か奇遇を感じます。

ちなみに私も、ヤマト2199を観ています。ブルーレイ買ってますから(笑)
良いリメイク版に仕上がっていて、こちらもどうなっていくか?楽しみですね。
早くドメル艦隊との決戦が見てみたい私です。

私は1/500スケール版のヤマトが待機中ですから、いずれは作りたいと思っていますよ。

それとバイクですが
とりあえず久しぶりなので、思い出しながらチマチマ作ろうと思っています。

それとご安心下さい。84NS500の次は、84NSR500も続けて作ります!

ただ84NSR500の方は
モデグラでの高橋さんや、別冊で、くろすぴーさんが素晴らしい作例を作っていますので
私のは大したことは無いと思います。

ので、あまり期待しないで見てやって下さい(笑)




2013/07/07 (Sun) 14:52 | EDIT | REPLY |   

「しゅんぱち」  

DENDOHさん

ご無沙汰しています。(ブログは見ておりますが)

この機体が分からないのは無理もないかと・・。
今から20年前の「週刊少年サンデー」で連載していた漫画のモノです。
おまけに悪役機ですから、好き嫌いの差もあるかもしれません。

機会があれば、「機動警察パトレイバー」 を読めば出てきますので
見てみてください。

このキットは依頼品ということもありましたが
わたしも正直、製作のモチベーションを維持するのにはかなり大変でした(笑)
特に磨き工程は・・・。


イベントは来れる機会があればぜひ!

今は、まだまだ私の経験値が足りませんが
今後も試行錯誤しながら、随時開催が出来ればと思っていますので
DENDOHさんが参加した時のイベントが、今より楽しいものになっていれば・・・と思っています。

私もDENDOHさんの作品を間近に見れる時を、楽しみにしています。



2013/07/07 (Sun) 14:25 | EDIT | REPLY |   

Ver.h  

完成、おめでとうございます!

ティッシュを使った技、勉強になります!
しかもチラッと見える部分であることとその他のパーツがグロス仕上げだから効果絶大!
実物をじっくり拝見させていただきたくなりました。
それから、パトレイバーの悪役はこんなにカッコいいんですね。しかも強そうです。
あまり作らないジャンルなのですが作ってみたくなりました。作り出したらものすごく楽しそうです!
今後の記事も楽しみにしています。
グリフォンの完成、お疲れ様でした。

2013/07/07 (Sun) 02:31 | EDIT | REPLY |   

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2013/07/06 (Sat) 22:28 | EDIT | REPLY |   

M ナンセル  

ご無沙汰してます。
グリフォンなつかしいですね、アニメは見てませんでしたが(というより見れない環境だったので)連載当時サンデーを購読してました、もう一度読みたくなってきましたね。
私の方は4月から始まったヤマト2199にハマってしまい思わずプラモを購入してしまいました(作るヒマ無いくせに)

次回作は84NS500ということで、しゅんぱちさんがどのように料理するのか楽しみであります。
個人的には84NSRの方が見たかったかなと。

2013/07/06 (Sat) 19:04 | EDIT | REPLY |   

DENDOH  

お久しぶりです。

そしてグリフォン完成おめでとうございます。とはいえこれが何なのか全く知識がありません、、、すいません。

しかし僕的には気持ちの面でとてもテンションが上がる製作記でした。テンション上げるというより継続させるという作業だったかも?




話は変わりますが前回のイベント行く事が出来ませんでした。必ずいつかしゅんぱちさんの作品を実際に見たいと思っていますので、また次の機会を狙いたいと思います。全然違う日に行く事になってしまうかもしれませんが。

F1以外の作品も楽しみにしています!

2013/07/06 (Sat) 17:40 | EDIT | REPLY |   

「しゅんぱち」  

キンドーさん

お疲れ様です~。

ホントに完成後は、素手で触れませんね・・。
手袋を着用しての組立と撮影でした。

来週の9日の夕方ころに、納品のためお店に行きますが
よかったらキンドーさんも見に来ますか?

キンドーさん達から見れば、何の変哲もない作品ですが
都合が良ければどうぞ(笑)

まぁサングラスしてきたら、余計目立つような気がしますが・・・。

2013/07/05 (Fri) 09:48 | EDIT | REPLY |   

「しゅんぱち」  

よこしまさん

お疲れ様です~。

F1模型で磨き作業は慣れているはずなのに
グリフォンの時は、別物のしんどさを味わいました。

ご覧の通り、ほぼすべてのパーツを磨かねばなりませんでしたので
磨いても磨いても終わらない・・・
磨く量が、F1模型を上回っていたんですね~。
しんどいわけです。

カメラマジックもあって、苦労して撮影した甲斐がありました。
実物よりキレイに写っています(笑)


2013/07/05 (Fri) 09:35 | EDIT | REPLY |   

キンドー  

完成お疲れ様でした。
綺麗だなぁ~。
なんか触るのには手袋必須って感じですね!!。

さっそくお店に展示されたらさっそく拝みに行かせてもらいたいと…、あれから伺ってないんですよねーなんか気恥ずかしくて。i-229
でもやっぱり見たいから、グラサンマスクで突貫しますi-235

2013/07/04 (Thu) 23:56 | EDIT | REPLY |   

「しゅんぱち」  

トマソンさん

どうもです~。

あまりにもテロテロ過ぎて、顔が写らないよう撮影には気を使いました。
それでも・・微妙に写っているかも。

この作品は、かなり時間をかけてしまい(放置して??)
依頼者の方には申し訳ないと思う反面
逆にジックリ製作することが出来たので、納得いくものに仕上がりました。

百聞は一見にしか聞かず、7/10(水)から約1か月間のみの期間限定展示予定なので
お店には、お早めにお越しください。

たまにキャラクター作るのも良いものですよ~。

では次からのバイク製作は、初心に戻って頑張ります。
よろしくです。



2013/07/04 (Thu) 09:31 | EDIT | REPLY |   

トマソン  

グリフォン完成おめでとうございます。

いゃ〜素晴らしい光り具合と怪しく光るパールがカッチョ良いです!

あまりにテロテロで「しゅんぱち」さんの顔が映り込んじゃいますよ(笑)

随所に、これぞ「しゅんぱち」さん流のテクニックが盛り込んであって参考になります。車からキャラクターモデルまで幅の広い模型製作には脱帽です。

ビッグサンダーさんでの展示はあまりないようですから、早速拝見させて頂きます。
次はバイク製作ですね。期待してます。

2013/07/04 (Thu) 07:20 | EDIT | REPLY |   

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