「しゅんぱち」さんの模型工作室

Model Work room of 「SHUMPACHI」

TF109製作 ラストの章 03                バキュームフォーム 製作編


モノ TF109 9


コクピット前の 「バイザー」 を作っていきます。

実車資料を見た限り
形状的に、そのまま塩ビ版を切って貼り付けて終わり・・っというわけにはいかず
キチンと成形するため、とある機材もついでに作ることにしました。


今回は、その工程をご覧ください。






モノ TF109 10



最初に
元となるバイザーの型を、エポパテで成形していきます。

だいたい、大まかな形に。







モノ TF109 11



パテ乾燥後
現物に繰り返し合わせながら、形を整えていきます。





モノ TF109 12



こんな感じで。

削った表面は、なるべくキレイに仕上げていきます。



さて
次が、今回のメイン工作となります。




これまで、F1やらヘルメットのバイザーは
「ヒートプレス」 というやり方で製作していました。

しかし、このやり方では若干問題もありました。



型に対し、熱した塩ビ版を押し付けるだけという、簡単な工程ですが 
押し付ける角度と強さ、熱した時の 「塩ビ版」 の柔らかさ
それらが上手くいかないと、なかなか納得した形状になりませんでした。

私の経験上
30回くらいトライして、ようやく1個出来るか出来ないか・・
そのくらい成功確率が低く、効率も悪いなぁと感じました。(腕の問題?!)


また、形状も複雑になってくると
「ヒートプレス」 で作れる形状も限界があります。

そのような経緯もあり、この機会に

バキューム フォーム  を使ってみようと決意しました。









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今でも重宝してます。 「ノモ研」 ↑

この本を頼りに
まだ、バキュームフォームのキットがあると思い
お店やらネットやら、探しまくったのですが・・


結果は 在庫なし


すでに絶版だったみたいです・・

アルプスの「MDプリンター」の時もそうでしたが
買おうとした時は、いつも後手に回ってしまう私・・。


今回も、腰が砕ける寸前でしたが
この「ノモ研」には、自作したモノも紹介されていたので


ここまで来たら、作ったろ!! と思い

結果、バキュームフォームを自作することにしましたとさ。










モノ TF109 13


そんなわけで、「ノモ研」 を参考に
画材屋、ホームセンターを駆け回り、材料を仕入れ。


果たして、ホントに上手くいくのだろうか??
出来ても、ちゃんと機能するのか??

不安になりつつも製作開始!!










モノ TF109 15


画像は、すでに完成しておりますが・・。


ベースとなる板は
油絵などに使用する、ベニヤと木枠で出来た画材版。

サイズは 「A4」 をチョイスしました。

枠の部分に、ホースを入れる穴を開口し、
エポキシ接着剤でホースを固定。


下敷きとなるアルミ板は、
細かいパンチ穴が開いた 「A4」 サイズに近いものを。

強力両面テープで、画材版に張り付けた後
その縁の上に、隙間テープ(高さ5㎜、幅15㎜) を四方に貼り付け
空気の漏れの防止対策。


掃除機につなぐゴムは、勘合する大きさに合わせ、適当に購入。


ここまでは、ほぼ本に紹介された通りに工作しました。


・・なんか出来上がりを見ると、いいですねぇ(^^)
そのまま売っても良さそうな仕上がりです。








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続きまして、素材を挟むプレート工作です。

ここはオリジナルです。


一回り大きいサイズ 「F4」 と、それにスッポリハマる 「A4」 の画材版を使用。

これらを合わせて挟むだけで、素材の板はピッチリなるはず。


どうやって、2枚の画材版を止めるか悩みましたが・・









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ホームセンターで ↑ を発見!!

これなら、多少段差があっても大丈夫でしょう。








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で、両脇に取り付けてみました。

良い感じです。

カッチリ固定します。成功!!







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余った端の部分を、ハンマーで直角に曲げ
しっかり固定。

これで止め具は完了。








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最後に真ん中近くに穴を開口して、この部分は完成。







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エア漏れ対策のもう一つ。

ゴム部分の周りに、隙間テープを張り付け。

このくらいで大丈夫だろう・・多分。







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ホースの長さも調整し、完成しました!!

やれば出来ますなぁ(^_^;)



あとは、ちゃんと機能するかどうか。

ビビりながらも、バイザー製作に入ります。












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いよいよ実戦デビュー。


アルミ板上に 「型」 を固定し準備。

ちょっと吸い込み音がうるさいが・・。
掃除機のスイッチを入れておき、素材の塩ビ版をコンロで熱して柔らかくしていき
頃合いを見て、すかさずバキュームフォームにプレス!!

押し付けた瞬間
型に対し、吸い付くようにピッチリとくっ付きました。


さて、出来上がりは・・・













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素晴らしい!!

一発で決まりました!


しわ部分が出来ましたが、使わない部分だから問題なし。

良かった・・機能して(^_^;)


バキュームフォームの威力、とくと拝見いたしました。










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というわけで
予備にもう一個作り、いよいよ成形作業。

ヒートプレスと違い、時間の短縮と仕上がりの良さ
素敵です。













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慎重に形に添って切っていきます。









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ずいぶん長い記事になりましたが、バイザー部分が完成しました。


この部分が完成したことにより
ようやくモノコックの塗装ができます。

喉のつっかえが取れた感じです。



さあ塗装するかぁ・・って矢先に 台風接近?! 


・・・。


足踏み状態。トホホ












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1 Comments

しゅんぱち  

よこしまさん

見よう見まねで作ってみましたが
なかなか良いものです。
最初は不安でしたが、バキュームフォームを作ってしまえば
後々、重宝すると思います。

自作ブースを製作されたよこしまさんなら
このバキュームフォームは、簡単に作れると思います。

よければお試しください。


2011/09/03 (Sat) 23:38 | EDIT | REPLY |   

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